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  • 2021/07/07

「#ふるさと納税3.0」をきっかけにこの事業が生まれた

さつまいもの個性を活かして最も美味しい食べ方を提供する「芋匠さのや」を運営するFIRST SCENEの西浦さんにお話を伺いました。

インタビュー先

きっかけは、泉佐野市のテレビのニュースでたまたま見かけた「#ふるさと納税3.0」

それは、2020年の秋のことでした。
ふと見たテレビのニュースで泉佐野市がクラウドファンディング型のふるさと納税を始めることを目にしたのです。何だろう?と思って詳しく調べると、クラウドファンディングで寄付者から支援を募り魅力的な地場産品の事業を始められる、さらには泉佐野市から補助金も出るとのこと。

#ふるさと納税3.0の詳細はこちら

寄附者も喜び、市にも貢献できる。これに何か社会貢献までできたなら。。。
この日、ニュースで見かけた#ふるさと納税3.0が西浦さんの事業家魂に火を付けたのです。
しかし、事業者応募の申込期限はあと2週間ほどに迫っていたのでした。

良心塾との出会い 社会貢献への想い

西浦さんがニュースで#ふるさと納税3.0のことを知る少し前のことでした。「良心塾」の黒川氏の講演会に参加したのです。良心塾では、服役した人たちの就労支援や社会教育、住居の提供などを行っています。“反省は一人でもできるが、更正は一人ではできない”ということを教訓として、再犯率ゼロの社会を目指して、多くの若者の再スタートを支援しているのです。黒川氏の講演に共感した西浦さんは、自分では直接的な支援はできないが、何か間接的にでも貢献する方法がないかと思案していたのです。
良心塾 http://hhosaka.net/

事業Ideaが生まれた瞬間

#ふるさと納税3.0で自分は何ができるのか? 良心塾を通じて社会貢献するには??
そこで、ピン!ときたのは芋を使ったスイーツだったのです。
自ら起業し社員800人を超えるにまで成長させた事業を売却した西浦さんは、しばらく海外放浪の旅にでていました。そして帰国した際に出会ったのがあるお店で食べた大学芋です。その美味しさに感動し、これを超えるスイーツを作って海外の人にも食べてもらえたらどんなに嬉しいだろう。。。

事業Ideaが決まりました。芋のスイーツ。そして、良心塾の人たちが耕した畑で収穫した芋を仕入れて使う!

早速、事業計画書を作り泉佐野市に提出しました。そして、何と市から#ふるさと納税3.0のプロジェクトとして承認が下りたのです!!

予想を上回る寄附に驚きと感動

そして、泉佐野市のふるさと納税サイト「さのちょく」でプロジェクトの公開、寄附の受付が始まりました。泉佐野では、お肉や泉州タオルが大人気ですが、芋のスイーツに果たして寄附が集まるのだろうか。。。

そんな不安もふたをあけると、目標金額の倍近くの寄附が集まったのです!!!
全国津々浦々からの寄附でした。
商品作り、梱包、発送など西浦さん含め3人のスタッフで朝6時から深夜まで休む暇もなく続く作業は大変でしたが、寄附をしていただいた方への感謝の思いでスタッフ全員で間に合わせたのです。

事業はロマン

#ふるさと納税3.0のニュースを見てから2週間で事業計画を作り、数ヵ月で寄附募集から商品化、発送までやり抜いたバイタリティの源泉は?という質問に返ってきた答えは、「ロマンです」。

元々、自ら事業を興して経営者としてやっていたので、ビジネス感覚は衰えていない。
初めての芋のスイーツ事業には当然不安やリスクもあったが、この事業へのロマンを感じたんだそうです。人に喜んでいただける、雇用も生み出す、良心塾を通じて社会貢献もできる。そんなロマンを感じた西浦さんの元には、2人のスタッフが参画しています。スイーツの企画開発を担当する志綾香さんは、関西の人気スイーツ店のことならほぼ知っているというスイーツ好きで自らもスイーツ作りが大好きでした。2021年2月にFIRST SCENEに入社するまでは、車のディーラーで働いていたそうです。車を購入した西浦さんとの出会いから始まり、今では日々創意工夫の繰り返しで商品開発を楽しみながらされています。

おすすめは、高級渋皮栗が5つと、さのやの大人気濃厚スイートポテトがコラボしたモンブラン!栗感たっぷりの栗ペーストとまろやかに仕上げた生クリーム・カスタード・スイートポテトは栗好き、芋好き、スイーツ好きの人には是非、味わっていただきたい商品です!

秋には、良心塾の畑でできたイモを使って商品化も計画しているとのこと。
それぞれの人にとっての“実りの秋”はすぐにやってきます。