補助金で設備投資から急成長!さらに社員の士気も向上 | 補助金制度活用事業者インタビュー | 泉佐野市ふるさと納税特設サイト「さのちょく」

補助金制度活用事業者インタビュー

  • 2023/04/26

補助金で設備投資から急成長!さらに社員の士気も向上

これまで2回のプロジェクトにチャレンジし、いずれも目標金額を大幅に超えて達成。
その補助金を活用して、事業が急成長中のアキラ商店松葉口様にお話を伺いました。


■プロジェクト実績
1回目「職人の手切りの肉の旨味を瞬時に閉じ込める!「急速冷却・急速凍結加工場」新設プロジェクト
期間     2021年10月~2022年2月
目標金額   139,421,000円
寄附実績   375,881,000円
補助金の活用 急速冷却・急速凍結設備を導入した新社屋の設置

2回目「泉州元気ハラミ」生産能力大改善プロジェクト
期間     2022年9月~2022年12月
目標金額   150,270,000円
寄附実績   462,703,000円
補助金の活用 スキンナー(自動食肉加工機)、袋詰真空包装機、金属検出機付オートチェッカー(自動検品機)の導入

インタビュー先
  • 株式会社アキラ商店 松葉口(まつばぐち)様

補助金を使って導入した急速冷却・急速凍結設備のおかげで、看板商品の元気ハラミを新鮮なままお客様へお届け可能に!

補助金を使って導入した急速冷却・急速凍結設備によって、看板商品の「泉州元気ハラミ」を新鮮なままお客様へお届けすることができました。

(Q)一番最初に#ふるさと納税3.0にチャレンジしようと決めた理由は何ですか?

(松葉口)協力会社のバイキング左近は、泉佐野で創業40年の焼肉店として多くのお客様にご愛顧いただいているのですが、2020年からのコロナ禍の影響で、休業を余儀なくされました。当時、ふるさと納税も始めていたのですが、それほど規模は大きくありませんでした。バイキング左近の余剰人員に店舗でふるさと納税の作業にあたってもらっていましたが、このままでは先が見えない焦りもありました。その年に#ふるさと納税3.0の制度が始まったことは知っていましたが、プロジェクトの準備が間に合わず、1年後の2021年に初めてプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、そこで得られる補助金を活用して、ふるさと納税の事業を拡大することを目的としていました。

目標に向かって、社員の一体感が自然と生まれた

(Q)1回目から目標の倍以上の金額を集められましたが、その時の社内の様子はいかがでしたか?

(松葉口)新鮮というか斬新と言いますか、とにかくこれまでの会社経営にはない感覚でしたね。毎朝、ご寄附をいただいた件数と金額を見るのが楽しみで仕方がありませんでした。目標金額を達成した日は、多くの社員から大歓声が沸き上がったのを覚えています。目標に向かって、社員の一体感が自然と生まれていて、本当に嬉しかったです。

追加投資も補助金のお陰でノーリスクで実施

(Q)2回目のチャレンジの目的と成果はいかがでしたか?

(松葉口)1回目のチャレンジではおかげさまで、想定をはるかに上回るご寄附をいただきました。しかし、当社の供給能力をはるかに超えたために、お客様へのお届けが一部遅れてしまう事態が発生しました。これは、当社のこだわりであり、お客様に支持されている理由の1つである「職人の手切り」がご注文数に追いつけなかったことも要因の1つでした。そこで、生産効率を高めるために、スキンナー(自動食肉加工機)、袋詰真空包装機、
 金属検出機付オートチェッカー(自動検品機)の導入のために2回目のチャレンジをしたのです。これらの機械を自社で投資するには大きな金額が必要となり、リスクを伴いますが、#ふるさと納税3.0の補助金のお陰でノーリスクで導入できました。

  • スキンナーは、ハラミ肉の表面のすじをトリミング(整形)する作業を軽減し、軽減されて余剰した人材を手切り職人の育成人員に配置転換することで、「泉州元気ハラミ」の美味しさの肝である職人を育成し、手切りのお肉の美味しさをより多くのお客様にお届けできるのです。袋詰真空包装機は作業効率を大幅に向上させ、金属検出機付オートチェッカー(自動検品機)は品質の担保に大きく貢献しています。

  • 金属検出機付オートチェッカー(自動検品機)では品質の担保に大きな貢献ができます。おかげさまで、2回目は大きな遅延もなく、お客様に迅速に新鮮なお肉をお届けすることができています。

  • (Q)#ふるさと納税3.0で苦労されたことはありますか?

    (松葉口)正直なところ、苦労はありませんでした。といいますか、とても前向きなチャレンジだったので、苦労に感じなかったのかもしれませんね。お客様により良い商品をお届けし、ご満足いただくために、#ふるさと納税3.0を活用して、生産能力を向上させようということなので、やるのみだったんです。

    ただ、苦労ではありませんが、プレッシャーを感じたことはあります。通常のふるさと納税では寄附金額の最大3割が返礼品の調達費用として事業者に支払われますが、#ふるさと納税3.0では、これに加えて寄附金額の約4割が補助金として交付されます。この約4割は本来、泉佐野市が得る費用です。私たちはその分も補助金としていただくわけなので、是が非でも、これを活用して事業を成長させ、結果的に市に還元していかなければならない、それが私たちの責務だと考えています。

事業者にとって、メリットはあるがデメリットは一切ない制度

(Q)これから#ふるさと納税3.0へのチャレンジを検討している事業者へのアドバイスはありますか?

(松葉口)私たちの事業は、#ふるさと納税3.0という制度がなければ、ここまでの成長はできていなかったと思います。事業者にとって、メリットはあるがデメリットは一切ない制度です。やらな、もったいないの一言です。まずはスモールスタートでも良いので、やってみることで経験にもなり次につながります。悩むよりチャレンジを。
私たちは3回目のチャレンジも検討中です。是非、皆さんもチャレンジされてはいかがでしょうか?