泉州には伝統的なタオル産業がありますが、近年は安価な海外製品に押され、年々売り上げは減少する傾向にあります。また、商品ラインナップが浴用タオル中心の展開であるため、購買層に広がりはあるものの差別化されにくいとも感じていました。
これら泉州のタオル業界を取り巻く課題から、泉州タオルの技術を利用した新商品のラインナップを増やしたいとの思いがありました。しかし、そのためには商品開発の他にも、多種類の受発注と在庫管理を行うためには倉庫を増床しかつ効率的な設備に改修する等ハード面を整備する必要がありました。

今回、上記の課題に対応し、新ラインナップとして泉州タオルの技術を活かした高級ガーゼケット製造にチャレンジします。

従来の商品だけでは海外からの輸入タオルにますます押されるという危機感があり、子育て世代や安価でなくとも良質な物が欲しいという層を中心に、新たな継続したファン層を今後獲得するため、新商品の展開を開始します。
この新しい商品を展開することにより、「泉州タオル」のブランド力と認知度が向上し、広く「泉州タオル」が継承されていくことを目指します。

伝統ある優れた地場技術を伝承するだけではなく、現代にあったデザインやアイデアを加えて、この地域のものづくりをさらに発展させる拠点となることを目指したいと考えています。
また、SDGsの観点からも、人と地球に優しい泉州タオルを作り出し、ふるさと納税やECで販売する収益事業も行うことで、自走し持続可能な「ものづくり」「ひとづくり」へと育てて行きたいと考えております。

2023年10月頃　 試作開始
2023年11月頃 倉庫リノベーション、備品購入
2023年12月頃 倉庫リノベーション完了、商品製造
2024年1月頃　 泉州タオルガーゼケット第一号を出荷