プロジェクトオーナー

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  有限会社いしはら　（石原呉服店）

  1947年より呉服、学生衣料品を中心に家族のみで小売販売を行っております。
  呉服事業につきましては、昨今は着物全国誌への掲載により地元のお客様のみならず、全国のお客様よりご用命いただき、遠方からのご来店に加え、ECを活用した販路拡大にも努めております。
  また着物という日本の伝統美、伝統技術の伝承を使命と考え、染め物体験を実施する等、インバウンドも含めた泉佐野市の観光事業にも協賛させていただいております。
  お客様により良いサービスを提供できるよう、日々、新たな取り組みについて試行錯誤し、前向きに取り組んでおります。
  
  使い捨て、大量消費することが当たり前の現在。そんな裕福な時代の代償として私たちが忘れかけてようとしている“一つのものを大切に扱う”気持ちを「裂き織り」という日本古来の機織り技法により、物質的なリサイクル（再利用）と共に、精神的な安らぎ、癒し、感動を体感していただければ幸いに存じます。
  今回の「裂き織り」は、布を紐状に裂いたものを横糸として織り込んだ織物で、一般的に裂き織りに使われる布は、古くなった着物や浴衣、端切れなど不要となった布となります。着物業界に携わる私共ができる【SDGs（持続可能な開発目標）】への取り組みであると認識しております。
  
  今回のプロジェクトでは、「裂き織り」という伝統的な技法を用いて、お客様のお手元にある着物としてのお役目を終えた布を、お客様ご自身の手で新たな織物に織り上げ、様々な用途に再利用することの喜びを感じていただくことを目指し、当店に裂き織りができる機織り場（アトリエ）を新設します。