弊社では、開発・設計は日本で行い、生産は海外というビジネスモデルを展開してきましたが、記録的な円安ドル高、原油高に伴う国際輸送費の高騰、世界的なインフレ傾向による資材高騰により、ビジネスモデルを転換していくべきタイミングが近いと感じていたところでした。

一方国内に目を向けると、国産木材の利用減少に伴い、森林の適切な管理や再生が困難になり、森林の健全性や多様性に悪影響を及ぼしており、林業は地域経済における重要な産業の一つですが、衰退が進み、人材不足と高齢化が深刻で地域の活力が失われつつあることが課題視されているのが現状でした。

今回、上記の課題に対応していく為、国産材を使用した、インテリアに調和する家電関連のファニチャー事業の立ち上げにチャレンジします。
泉佐野市内にある製材事業者と連携して原材料となる国産木材を仕入れ、市内に家具関連の製造工場を新たに設置し、組み立てならびにパッケージを行います。

国産木材を使用することで林業が活性化されれば、地域の雇用創出や地域経済の活性化にも貢献することができ、さらには森林の適切な管理や再生を行うことで、二酸化炭素の吸収源として機能し、生態系の保全にも貢献できると考えています。

現在、住まいのインテリアや空間づくりでは、「落ち着き（居心地）」と「シンプルさ・ミニマルさ」が重視され、流行よりも居心地の良さが求められています。
そのため、メイドインジャパンだけの訴求ではなく、コストパフォマンスに優れつつ美しさを追求したいと考えます。
また、工場の一部をショールーム化し、製品を常設することで、購入を検討しているお客様に対して、わくわくするような暮らしのシーンや、インテリアのイメージを提供する場の構築を目指します。
さらに、泉佐野の木材（間伐材の活用も含む）を活用した新製品の開発にも取り組み、泉佐野モデルというブランド力の獲得と地域社会の活性化を両立させる取り組みとして育てていきたいと考えております。

事業実施のスケジュールです。
2023年8月頃　製材業者選定
2023年10月頃　事業所物件選定
2023年11月頃 備品類手配
2024年1～2月頃　仕入・原材料調達
2024年2～3月頃　商品加工・バッケージ
2024年4月頃　お礼品発送