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生産者の皆さんを取材!

  • 2021/03/29

泉州南部織という新しい価値をチームで作る

「タオルはパイル⽣地だけじゃない」⾃由な発想から⽣まれる様々な織り⽅

パイルとは丸いループ状の⽷が織り込まれた⽣地のこと。タオル⽣地の基本と⾔われていることもあり、多くの⼈が「タオル=パイル⽣地」とイメージするのではないでしょうか。そんな中、藤原織布さんでは「ハニカム織」「多重ガーゼ」など⼀⾵変わった織り⽅をされています。その理由やこだわりを伺いました。

インタビュー先

“タオル専⾨⼯場じゃないからこそ”固定観念にとらわれすぎないタオルづくり

もともと主にシーツなどの寝装品を製造していた藤原織布さん。『これまで培ってきた平織の技術と泉州地域の特徴である「後晒し」の技術を融合させた新しい商品を作りたい』との思いから日用品の商品開発に力を入れてきました。
『作るなら他にない新しい タオルを』とモノづくりに対して決して妥協しない社⻑の性格から⽇々様々な商品が⽣まれています。社⻑は年がら年中、どんな時も「何かないか」とアイデアを探している様⼦。その姿勢がタオルの固定観念をくつがえす商品開発へと繋がっているのだと実感しました。

珍しいハニカム織

返礼品の中でも人気の「ハニカム織バスタオル」。六⾓形のハチの巣構造のハニカム織は、なんといっても吸水性・速乾性抜群!水分をぐんぐん吸い取り、毛羽立たずサラッとしています。大判サイズですが薄手のため場所をとらないことも人気のひとつ。また『表面がハニカム織、裏はガーゼ』になった「ソフトハニカム織」や『表面がワッフル織、裏はガーゼ』の「フルオーガニックソフトワッフル」シリーズも人気で、ハニカム織よりもふわっとしており優しい肌触り。

好きから始まる“もの作り”

  • 縦⽷がコットン、横⽷がリネン。『リネン好き』な娘さんの提案から⽣まれたコットンリネン製品。リネンの肌ざわりとコットンの柔らかさが合わさった良いとこどりのハイブリッドなアイテム。「好き!から生まれるアイデア」と「カタチにする職人の技術」。泉州南部織には様々な思いが込められて製品が出来上がっています。
    老若男女使いやすいニュアンスカラーは、コーディネートにも馴染みやすくクローゼットに並べるのが楽しくなりますね。

親⼦からモノづくりの同志へと。本⾳のぶつけ合いでさらなる発展を⽬指す

  • これまでは、企画から製造まですべて社⻑ひとりで⾏ってきた藤原織布さんに新しい⾵が⼊ってきました。社会⼈・出産・⼦育ての経験を経た娘さんたちが加わったのです。⻑⼥は元ウエディングプランナー。カラーコーディネートの資格もありデザイン・企画担当。二女は元IT関係の営業のため、経験を活かし販売先拡大に貢献。ライターの三女は、デザインを担当。織物業とは別の職種でお仕事されていましたが、その様々な経験が藤原織布さんに集結し、さらにパワーアップしています!メーカーとの取引が中心でしたが、もっと多くの方に“泉州南部織”の良さを知ってもらいたいとオリジナルブランドのolimo(http://www.olimo.jp/)⽴ち上げインターネット販売もしています。⻑年磨き上げられた織り技術を持つ社⻑は製造作業を、⼥性ならではの感性や実体験を武器とする娘さんたちは企画・デザインを担当。それぞれの得意分野に徹することで、さらに⾼品質かつトレンドをおさえた商品を日々作り出しているのです。

安心して使えるこだわりのベビーシリーズ

コットン100%の天然素材だけで作られたベビー向け商品シリーズは、「デリケートな肌でも安⼼できるものを」と⾚ちゃんの肌を気遣うママ世代や出産祝い用にと大好評です。子育て中の娘さんが考案したリアルに便利なセットが人気。自粛期間中でなかなか直接お祝いができない方が多いため、少しでも想いが届くギフトになるよう可愛いラッピングもこだわっているそうです。インターネット販売では、名入れ刺繍にも対応されており特別なギフトにはぴったり。主役である⾚ちゃんの邪魔をしない、⽇常の⽣活にすっと溶け込んでくれるシンプルデザインは、毎⽇のように使うものだからこそ嬉しいですよね。

⼥性ならではの視点があちこちに。アイデアから品質管理までをチームで取り組む

  • 藤原織布さんでは幅広い年齢層の⼥性スタッフが働かれています。様々なニーズに答えられる商品を作るため、世代によって異なる好みのデザインや⾊味、素材感など、リアルな声をふだんからキャッチしているそう。普段の他愛のない会話から商品が⽣まれることもめずらしくないのだとか!

    出荷前の検品作業は、一枚一枚丁寧に。
    肌に直接触れるものだから、とても念入りに検品します。

⼤好きから⽣まれる、製品の数々。

  • 肌に直接触れるから、より優しく安⼼して毎⽇使えるものがほしいところ。藤原織布さんのオリジナルブランド「泉州南部織」は、⼤量⽣産ではかなわないきめ細かな織り⽬、吸⽔性と肌ざわりを誇ります。ぜひ⼀度、⼿に取ってみてください。藤原織布さんのモノづくりへの思いが伝わりますよ!