郷土を想う強い意志が最高の水なすを生む | いてまえ!泉佐野 | 泉佐野市ふるさと納税特設サイト「さのちょく」

3年連続(2017・2018・2019年)ふるさと納税寄附金額ダントツ日本一!

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  • 2021/07/07

郷土を想う強い意志が最高の水なすを生む

その日の朝にとれた地元農家の新鮮な水なすを、その日の内に漬けて発送している泉州特産水なす漬け本舗 マコト商店の袋谷(ふくろや)さんにお話を伺いました。

インタビュー先

マコト商店の創業は16年前。
元々は先代の父がタオル事業を営んでいましたが、割烹料理屋からの声かけがきっかけで水なす漬けを作り始めました。
みずみずしくてまるでフルーツのような甘味とパリッとはじける食感が特徴の水なす漬けは、最高品質の水なすのみを使って独自のぬか床に昔ながらの方法で1つ1つ丁寧に漬け込んでいます。贈答用に用いられることも多く、贈った先でも徐々に口コミが拡がり、注文も増えてきたのです。

当初は水なすとタオルのコラボセットでふるさと納税を開始しました。最初からたくさんの寄附があったわけではありませんが、ふるさと納税をきっかけに、一度寄附した人が気に入ってくれて継続的に注文してくれることが増えてきたのです。しかもこれまで繋がりのなかった全国津々浦々の人へ広まっていったのです。

お客様を心から大切にする

マコト商店で心掛けているのは、お客様を心から大切にすること。
ただ商品を売るための流れ作業ではなく、お客様へ本当に良いものをお届けするために、その日とれた新鮮な水なすだけを使って1つ1つお客様の事を思いながら漬け込み、細心の注意を払って丁寧に梱包してからその日の内に発送することで、鮮度と品質を保ったり、水なす本来の食感や旨味をひきだすための手間暇を惜しまないことを心がけています。
それは、商品を売るのが目的ではなく、お客様に喜んでいただくことこそが真の目的だからです。

マコト商店では、新商品を次々に開発するよりも、今の商品を質を上げてよりよくすることに注力しています。チラシの作り方1つも、マーケティングを勉強して、見る人に伝わるように工夫しているのだそうです。確かに、WEBサイト、SNS、チラシはデザインもCopyも上手く作られています。信頼を寄せる農家から仕入れる最高品質の水なすは、丁寧に心を込めて漬けこんでいます。

ぬか漬けの文化を継承「ぬか漬け体験」開催中

昔はどの家庭にも大きなぬか床があり、ぬか漬けは保存食や食事のお供として生活の身近な存在でした。最近でぬか床のない家が増えてきています。そこで、マコト商店では奥様が中心となり、ぬか漬け体験講座を開催しています。自分の手でぬか床を混ぜて季節の野菜を漬け込み、自分だけの手作りぬか漬けを体験できるのです。最近では、年配の方から若い方まで参加者が増えているそうです。水なすと一緒に、ぬか漬けの文化も継承されていく、日本人として大切なことですね。

ぬか漬け体験

地方創生は、行政主導ではなく事業者自ら動くこと

袋谷さんはこう言います。「ふるさと納税で返礼品が売れなかったら、それは自分のせいだと思う。市や他の人のせいにしてはいけない。」
泉佐野市は、市がふるさと納税に力を入れてくれてここまで大きくなりました。でも、そのことで逆に事業者側に甘えが出てくることもあるのです。泉佐野市が大々的なキャンペーンをして集客してくれれば寄附が増える、という気持ちがどうしても出てくるのだと言います。

市はものすごく頑張ってくれています。
泉佐野市は関西空港の関連で借金まみれの街だというネガティブな思いが市民の中にもあった。次にふるさと納税で頑張ったら今度は国にたたかれた。でも、市は信念をもってやっていることは自分たちには分かっている。泉佐野市の職員が矢面にたって国と戦っている姿をみて、自分たちも頑張らないといけないと思ったそうです。

「だからこそ、自分たちが立ち上がってやらなければならない。今は本気でそう考えています。」その袋谷さんの意思は行動に表れています。

マーケット「まちば日和」の立ち上げ・水なす初もんマーケットの企画

街の事業者が“点”として個別に頑張るのではなく、事業者同士が連携し点と点をつなぎ大きなうねりを引き起こしたい。そんな思いから始めたのが「まちば日和」です。築200年の古民家「くらふとや」を活用し、衣食住をテーマにして月1回マーケットを開催しています。

https://sanomachiba.com/

2021年5月には、この年の水なすの“初もん”の時期がやってきたことを体験していただくために「水なす初もんマーケット」を企画しました。企画に賛同いただいた多くの商店、事業者が参加を表明し、水なす、お漬物、パン、ご飯、スイーツ、陶器、タオルなど水なすの魅力がたっぷり詰まった商品はもちろん、同時期に獲れる野菜、発酵食品、手作り商品、ワークショップが楽しめる一大イベントです。

コロナ禍の緊急事態宣言の為、残念ながら中止となったのですが、街の皆で盛り上げようという意気込みは凄く、まさに点と点が繋がった時の大きなパワーを感じたのです。来年は何としても開催したい!と今から意気込まれています。

自分たちで泉佐野の街の魅力を高めていきたい

まちば日和、水なす初もんマーケットで分かったように、Ideaを用意して声をかければ、皆さん、色々な新しいIdeaを考えてくれる。そういった動きがもっと広がれば、泉佐野という街の魅力が高まっていくはず。これからは事業者自らIdeaを出して泉佐野市のふるさと納税を、街をもっともっと盛り上げていきたい。それによって、私たちから市に還元できるようになりたい。そんな熱い想いで日々丹念に作りあげている水なす漬けをよりいっそう食べたくなります。

取材時終わりにお店で見つけた「蔵だし ジュレじゃこごうこ」は、郷土料理「じゃこごうこ」を元に開発したマコト商店オリジナルの新商品だそうです。「じゃこごうこ」とは、水なすの古漬けと海老じゃこをしょうゆやみりん、生姜で炊いた大阪泉州の元祖郷土料理。
新しいけど何だか懐かしい味。郷土を思うマコト商店の意思を感じました。